学会発表、論文等

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2006年8月15日発行 第59回日本臨床眼科学会

新しい知覚刺激装置による超音波視覚補助装置
超音波を利用した、重度の視覚障害者に前方障害物を検知し知らせる視覚補助装置で、周囲の状況を訓練すること無く把握出来るようになった。

1982年9月12日 第62回北海道医学大会/心臓ペーシング Vo.1 NO.1 1994

加速度センサー使用による自動レート可変型ペースメーカーの試作
世界初の運動時の自然な脈拍変化が得られる心臓ペースメーカーの機構を加速度センサーを使用し発明した。現在、この機構は、世界のほとんどすべてのペースメーカーに採用され使用されている。

1985年4月 ENTRAINEMENT ELECTRONIQUE DU LARYNX

CONTROLE DES DILATATEURS DE
LA GLOTTE BASE SUR LES PHENOMENES INSPIRATOIRES NORMAUX

喉頭の神経麻痺による、呼吸障害を声帯の切除等の手術すること無く、障害を回避する世界初の刺激装置。

1979年10月 Proceedings of the Vith World Symposium on Cardiac Pacing

THE CLINICAL IMPORTANCE OF MYOCARDIAL
IMPEDANCE IN PACEMAKER IMPLANTATION

人工心臓ペースメーカー植え込み時の電極間のインピーダンス(抵抗)を測定する事の重要性に注目した世界初のモントリオールでの学会発表。

兼古 悟(Satoru Kaneko)

雪を使って発電するシステムを開発しています

 雪を夏まで保存して冷房に使用する試みが、各地でさかんに行われています。でも、せっかく夏まで保存しておいた雪です。どうせならヒートアイランド現象で高温になった道路の熱も利用して発電に使おうと考えました(電気にしてしまえば、日本全国どこでも使用可能です)。特許出願中です!

 この発電機、動力はスターリングエンジンと言い、道路と雪との温度差をエネルギーとして利用しています。道路の熱がエネルギーとして使われるので、発電すればするほど路面温度が低下します。ヒートアイランド現象で熱くなった路面を「冷房」しながら発電するというウソの様なシステムです。雪国の道路が発電所になるのです。

 この動画では、道路面に見立てた面を50℃(雪国の夏の平均的なアスファルト路面温度)に熱して実験しました。道路地下貯雪槽に見立てた部分に雪を入れ、その温度差でちゃんと発電しています(道路表面温度も約4℃低下しました)。実験に使用したスターリングエンジンは、「おもちゃ」なので熱効率が悪いのですが、こんな小さなエンジンでもLEDの発光とモーター駆動(振り子運動ですけど・・・)ができました。現在、さらに高効率のスターリングエンジンを大まじめに製作中です。

 スターリングエンジンも雪発電も、実用規模となると「場所をとる」というのが最大のネックです。しかし、道路の地下を利用することで、その弱点はかなり解消されます。道路の除雪も地下の貯雪槽に入れるだけなのでかなり効率化されるはずです。問題は、建設費用ですが・・・・・・。一応道路工事になるのだから、道路特定財源を使えるのかな???